昭和23年1月1日から昭和55年12月31日までの間に発生した相続の場合

昭和23年1月1日から昭和55年12月31日までの間に相続が発生した場合、昭和23年1月1日に施行された民法が適用されます。現行の民法と比較して異なる点は、主なところでは配偶者の相続分が現行の民法よりも少なく規定されているほか、昭和37年6月30日以前は第1順位の相続人が被相続人の「子」ではなく「直系卑属」と規定していたので、被相続人の孫が代襲相続ではなく直系卑属としての固有の相続権を持つという考え方でした。

相続順位と相続分

配偶者は常に相続人となります。血族相続人がいる場合は共同で相続することになりますが、血族相続人がいない場合は配偶者が単独で相続することになります。

血族相続人の相続順位は次のとおりです。

第1順位   子 (昭和37年6月30日以前は「直系卑属」)

  胎児の取り扱いについてはこちら
  代襲相続人についてはこちら

第2順位   直系尊属

第3順位   兄弟姉妹

配偶者と共同相続する場合の法定相続分

  直系卑属とともに相続する場合  配偶者3分の1  子(直系卑属)3分の2

  直系尊属とともに相続する場合  配偶者2分の1  子(直系卑属)2分の1

  兄弟姉妹とともに相続する場合  配偶者3分の2  子(直系卑属)3分の1
 

昭和56年1月1日以降に発生した相続の場合

昭56年1月1日以降に相続が発生した場合は、昭56年1月1日に施行された現行の民法が適用されます。

相続順位と相続分

配偶者は常に相続人となります。血族相続人がいる場合は共同で相続することになりますが、血族相続人がいない場合は配偶者が単独で相続することになります。

血族相続人の相続順位は次のとおりです。

第1順位   子

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第2順位   直系尊属

第3順位   兄弟姉妹

配偶者と共同相続する場合の法定相続分

昭和55年の民法改正により配偶者の相続分が引上げられ、現行では次のように規定されています。

  直系卑属とともに相続する場合  配偶者2分の1  子(直系卑属)2分の1

  直系尊属とともに相続する場合  配偶者3分の2  子(直系卑属)3分の1

  兄弟姉妹とともに相続する場合  配偶者4分の3  子(直系卑属)4分の1